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はんだ付けを劇的に良くする秘密の物質・フラックス!

糸半田の中にはフラックスというものが入っています。

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フラックスの正体は松脂(まつやに)です。浜辺などに生えてる松から摂れる樹脂です。おもしろいことに、松脂が半田の付きを良くするのです。(松脂以外のフラックスもありますが、松脂が最も一般的なフラックスとして使われています)

 

フラックスの3つの役割

 

①金属の表面の酸化膜や汚れを除去する

 

②半田付け中に半田と母材の再酸化を防ぐ

 

③半田の表面張力を下げる

 

 

 

 

空気に触れている金属の表面は酸化して薄い酸化膜で覆われています。(酸化というのは物質が酸素と化合することです。(例・錆など) 酸化膜は溶けた半田が濡れにくいのでフラックスで除去しなければなりません。

 

松脂フラックスが酸化膜を除去する作用は、フラックスに含まれるアビエチン酸が担っています。 (例、銅の表面の酸化銅とアビエチン酸は化学反応してアビエナイトCuになります。)

 

 

 

 

 

 

通常、フラックスの融点は半田よりも低いので、半田ごての熱で半田が溶けるよりも先にフラックスが溶け出して、半田を付ける前に金属表面の酸化膜を除去してくれます。しかし、半田付けの最中でも高温になっている金属表面や溶けた半田の表面は、空気に晒されると酸化してしまいます。 ですが安心してください、フラックスは半田付け中でも溶けた半田の表面を覆って酸化を防止してくれます!

 

 

 

また、フラックスは溶けて液状になった半田の表面張力を下げて、粘りを弱くし、よく濡れるようにする役割もあります。

 

このように、フラックスははんだ付けにはなくてはならない強い味方なのです。

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