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「濡れ」が悪いとはんだ付けできない!?

母材の表面に、溶けたはんだが接触したときに、はんだが薄く広がればよいのですが、何らかの原因ではんだが水滴のように球状になってしまうと、はんだ付けができなくなってしまいます。(ガーン)

 

 

はんだが球状になると、母材の表面とはんだが接触する面積が少なくなってしまい合金層が作れずはんだが付きません。ですので、はんだ付けをするにははんだが母材の表面に広がる必要があります。

 

 

溶けたはんだが母材の表面に広がることを「濡れる」といいます。

 

 

(同じ金属でも、濡れやすいものと濡れにくいものがあります。プリント基盤などで使用される銅は金属の中でも濡れやすく、はんだ付けに向いています。逆に、アルミやステンレスは濡れにくく普通のはんだ付けでは接合が難しいです。また、母材の表面が錆びたり手の脂が付いていると濡れにくくなる場合があります)

 

 

濡れの度合いを表すのには接触角が用いられます。液体表面と固体表面が交わる点における、液体表面の輪郭の接線と、固体と液体の境界線がつくる角度です。下の絵では固体の上に液体が広がっていて接触角が小さくなっています。この状態ですとよく濡れているといえます。液体の凝縮する力よりも、固体が液体を付着させようとする力のほうが強いのです。

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もう一枚の絵では固体の上の液体が丸まってしまい接触角が大きくなってしまっています。これではとてもですが濡れているとはいえません。

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 (一般的に、接触角が90度より小さい場合を「濡れる」、90度より大きい場合を「濡れない」といいます)

 

 

 

 

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